【りさ】正解


昨日言われたこと。


あなたはすごい。
誰のことも否定しなかった。
どちらの肩を持つこともなく、
どちらの頭も撫でた。
そんな君に、わたしは救われた。



…そんなことを言われたって。


わたしにはいまいちぴんとこない。
どちらの肩も持つのは、
どちらの頭も撫でるのは、
正解がどちらなのか、
わたしにはわかんないからで。

正解がわかんないとき、
どちらともとれる答えを書く。
白か黒かを決めない。
丸かバツかをうたない。
グレーにしたり、
三角を書いたりする。




でも、
人生ではたまに、
その技が通じないときがあると思う。

丸かバツを書いたり、
はいか、いいえを塗りつぶしたり
黒か白か、ひっくり返したり。

そういうことってある。

っていうかたぶん結構ある。

進学か、就職か。
父か、母か。
別れるか、繫ぎ止めるか。
生きるか、死ぬか。


そんなとき、
グレーや三角を失ったとき、
わたしは正解が知りたくなる。
どっちが正解なのか、
早く教えて欲しいと思ってしまう。

理由はわからない。

バツが嫌いなわけでもないけど
100点とりたいわけでもないけど
なんとなく、
正解、を選ぶのが好きなんだ。
正解、の中で生きてたいんだ。


文句は受け付けないです。
それがたぶんわたしだからね。


だからさ、神様。
答えを知ってるんでしょう??
教えてよ。
アなの?イなの??


どんな答えも、
それを正解にできるかは自分次第。
その選択を
正解にしていけばいい。


とか、
そんなの知らない。
そんなこと言う人の声は
わたしには聞こえない。
キラキラしすぎ。
そんなことできっこない。


わたしは正解がほしいんだもん。



どんな石ころも、
磨いてダイヤモンドにできるかは
自分次第。
その石ころをダイヤモンドにしたらいい。
…っていってるようなもんだよ。
見当違いなんだってば。



わたしは正解がほしい。

答えじゃなくて、正解。
相手が喜ぶ正解も、
自分が幸せな正解も。

この世の正解、ぜんぶほしい。


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