【あや】Aino Arika



なんか、おしゃれな感じしません?

別に、平成ジャンプファンじゃないです。
にのちゃんがカバーしたんです。
基本、二宮和也を中心として、私の世界が回ってます。





ある日、
あいつに魅せられ、
あいつに半ば依存して、
あいつに吸い寄せられるように生きてきた。


大好きで、大嫌いな、あいつ。


とっつきやすそうで、
汎用性がありそうで、
優しそうなあいつ。

でも、その中身を知っていくと、
わけわかんなくて、
気難しくて、ずるい。



あいつに
魅せられ、振り回され、弄ばれた大学生活。
私の全部が、それだった。











最初に気になりはじめたのは、
高校3年生の時だった。

私にはどこにも心の置き場がなくて、
何にすがればいいのか、
何に寄りかかればいいのか、、、


その時に現れた。


初めて、それにときめいた。
大好きになった。
いや、、なんか、安心した。
初めて、homeができた感覚。
あ、ここなら安心して身を委ねられる。

誰にも邪魔されない。

怖くない。苦しくない。
なんといえばいいかわからない、
心の置き場が、そこにはあった。


でも、それが永遠に私のもとにいるわけではなかった。
出会いがあれば、別れがある。
はじまりがあれば、おわりもあった。


私は大学生になった。






大学生になってすぐの頃から、
私は“あの安心できる空間”が欲しくて、取り戻したくて、恩返ししたくて、

その空間を作りたい。

と思うようになった。



でも、私はそんなに強くなかった、
へっぽこだった。



高校までとは違う、自由な生活。
行動範囲も広がったし、バイトも始めたからお金もあった。
現実から逃げ、遊び狂う毎日。




ある日、私は全てを失った。



今までの生活にはもう戻れない。







最初の居場所を失ってからは、
毎日がよくわからなかった。

どこに行けば、私は生きていける?

どこに行けば、休むことができる?

どこに行けば、、、

誰にも邪魔されない?


私を守ってくれる場所はどこだろう。



勇気を出して、新しい場所を求めたとき
少し私の世界が開いた気がする。




大学2年の春だった。






新しい世界に飛び込んでも、
波は荒れていた。



ずっと、ずっと求めていた。


ずっと、助けて、って言っていた。



あいつと出会った、あの頃と同じように。





無我夢中で、走ってた。
よくわかんないけど、走ってた。
何を求めていたのだろう。




去年の自分は満たされてたのか。




でも、去年の年末
私はこんなことを言っていた。


楽しかったなぁ



って。


嬉しいとか、
楽しいとか、
大好きとか、、(ドリカムかいっ!)


そう、感じるのが苦手な私が


 楽しかったなぁ



って、振り返ることができたのならば、
それなりに満たされていた2017年だったのだろう。



何もわからないって、幸せかもしれない。














2018年はどうだっただろう。




とても大切な場所を見つけた1年。

そして、

私の周りにまとわりつく世界に対して恐怖を覚えた1年だった。


結局、今年もあいつに弄ばれた。


私の中で、あいつが正義だった。
あいつが全部だった。
あいつがいれば、それでよかった。


でも、それってどうなの。


いろんなひとに使い古されていく


とっつきやすそうで、
汎用性がありそうで、
優しそうなあいつ



に違和感を覚えた。



私はそれと距離を置くことにした。













離れても、離れても、
いつもいつも目の前をチラついてくる。


離れても、離れても、
いつも私の心に割り込んでくる。


邪魔クセェ。
消えちまえ。


でも、好きだった。





私は何が欲しかったんだろう。





邪魔されない世界?


安全な世界?


役割を与えられる世界?





 

人々の願い集めて
星は空を流れて行く
忘れじの光を胸に焼き付けて
君は憶えてるだろうか
何気ないあの約束を
時が過ぎても決して
僕の中消えないでいるよ
二人の距離が遠いほどに
大きく膨らんでく
僕らの小さな宇宙
どこまでも行ける気がするんだ
例え世界の果てだって
心からいま唄おう 声が枯れるまで
言葉だけじゃ伝わんない
思いだけじゃ届かない
けど僕ら不思議だね 愛の在処を知ってる
数多の奇跡を越えて
この星に生まれ落ちた
たった二つの心が重なる喜びよ
言葉なんてもういらない
君がそこに居ればいい
そうさ僕ら無敵だね 愛の在処を知ってる

二宮和也「Aino Arika」







わかった。
私のあいつは、これだった。


やっと、わかった。

もう、あいつには頼らない。
あの言葉に一喜一憂しない。
もう、使い古された言葉は使わない。



大学生活の最後の最後まで、


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